サイト表示速度の重要性とは?|Googleが重視するポイントと対策

2022年9月15日 カテゴリ - サイトスピード

サイト表示速度の重要性をご存知でしょうか?

サイトの表示速度が遅いと表示速度が早いサイトに比べて、SEO の評価が下がったり、広告の品質スコアなどに影響をもたらします。

2018年にGoogle が公式のGoogle 検索セントラル ブログで、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキングの要素に使用することを正式にアナウンスしています。

ページの表示速度は、直帰率や離脱率に影響するためCVR (コンバージョン率)の低下にも繋がりますので早急に改善することをおすすめします。

こちらの記事では、サイト表示速度の重要性や対策について説明します。

広告やSEO 対策においてサイト表示速度が重要な4つの理由

Googleは2017年に、ページの読み込みが遅い場合の損失について調査結果を公表しております。
特に広告を配信されている場合であれば、無駄に広告費を使っていることになるので
ページの読み込みが遅いとどうなるか把握しておきましょう。

2017年のGoogle調査によると、
・1秒から3秒になると直帰率が 32% 増加
・6秒になると 106% 増加
・10秒まで遅くなると 123% 増加
と報告されています。
また、表示に3秒以上 かかるモバイルページからは53%のユーザーが離脱しているという報告があります。

出典:グーグル / Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed

サイトからの直帰率や離脱率に影響

ページ表示速度が遅いとサイトからの直帰率や離脱率に影響することが多いです。
実際に、ページの表示速度が遅くてイライラして、ページから離脱した方が多いと思います。

オーガニック検索や広告からサイトを訪れたユーザーをページの表示速度が遅いという理由だけで離脱させるのは非常にもったいないです。

結果的に売り上げが下がりますので、まずは、快適にページを見てもらえるように、表示速度の最適化を図りましょう。

検索順位が下がる

Google の検索エンジンは、評価アルゴリズムにページの表示速度を組み込んでいます。そのため、表示速度が遅いページは検索順位が下がってしまいます。

PCページについては、2010年からランキング要素として組み込まれていました。
SPページに関しては、2018年7月からSpeed Update を採用しており、ページの表示速度がランキング要素に入るようになりました。

ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。
読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。
そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

出典:Google 検索セントラル ブログ

CVR(コンバージョン率)への影響

Web サイトの表示速度が遅いとユーザーの直帰率や離脱率が高くなるのと同時に、CVR(コンバージョン率)の低下へと繋がります。
Web サイトの表示速度を改善してから、CVR 改善に取り組むと良いかもしれません。

顧客分析ツール「Kissmetrics」による2017年の調査によるとページの読み込み速度が1秒遅れると、コンバージョンが 7%減少する可能性があります。

出典:読み込み時間が収益に与える影響

広告の品質スコアに影響

広告の品質スコアを決める3つの要素の1つに「ランディングページの利便性」があります。
ページの表示速度が早ければ、ランディングページの利便性が高くなり、品質スコアの改善に繋がります。
品質スコアが改善されることで、広告ランクが上がり上位掲載されるなどメリットがあります。
ページの表示速度は、広告の品質スコアに影響するため改善する優先度が高くなります。

サイト表示速度の計測方法を2つご紹介

Googleが無償で提供しているPageSpeed InsightsやGoogle Analyticsを使った
サイト表示速度の計測方法についてご紹介します。
自社サイトのページ表示速度を計測したことがない方は、是非試してみてください。

PageSpeed Insights Google

Google PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)とは、Google が無料で提供するWebページの読み込み速度を0~100のスコアで測定してくれるツールです。

PageSpeed Insightsは、SP・PCページに対応しており、表示速度を計測したいサイトのURLを入力するだけで、ページ読み込み速度や改善ポイントが分析してくれます。
自社サイトのページの表示速度がどれぐらいのスコアか確認しておくことをおすすめします。スコアが低いようであれば表示速度を改善しておきましょう。

Google Analytics(アナリティクス)

アクセス解析ツールで有名なGoogle Analytics(アナリティクス)でも、ページ表示速度を調べることが可能です。
左メニューの「行動」→「サイトの速度」→「速度についての提案」から平均読み込み時間を確認してみてください。
Google Analytics のアカウントを持っている方であれば、簡単に確認することができます。

サイト表示速度の改善方法を3つご紹介

サイト表示速度の改善方法について3つご紹介します。
ブラウザキャッシュ利用から不要なソースコード削除、画像ファイル圧縮を行うことでサイト表示速度を改善することができます。
画像ファイル圧縮は、HTMLなどの知識がない方でも無料のツールを使えば簡単にできます。

ブラウザキャッシュ利用

PageSpeed Insightsが推奨しているExpiresヘッダーを使うことでキャッシュを有効にする方法があります。
同じページに再度アクセスした場合に、ブラウザのキャッシュファイルを利用でき、表示速度改善やデータ転送量軽減が見込めます。
.htaccessファイルに画像やCSSなどのファイルをキャッシュする期間を指定することができます。

# BEGIN Browser Cache
<ifModule mod_expires.c>
 ExpiresActive On
 ExpiresByType image/png "access plus 1 months"
 ExpiresByType image/jpeg "access plus 1 months"
 ExpiresByType image/gif "access plus 1 months"
 ExpiresByType text/css "access plus 1 months"
</ifModule>
# END Browser Cache

注意点として、更新頻度が高いページやファイルの有効期限を長く設定してしまうと
ユーザーが最新の情報を閲覧できなくなる可能性があります。
更新頻度が高い画像ファイルなどのキャッシュ保持期間を短く設定するなど調整が必要です。

不要なソースコードを削除して軽量化

不要なコメントアウトや使用していないコードなどがある場合、ファイル容量が増え、ファイルの読み込みに時間がかかるケースがあります。

ソースコードを軽量化することでファイル読み込み時間を短くし、ページの表示速度を改善できることがあります。

無料でソースコードを自動圧縮してくれるツールもありますので、興味がある方はチャレンジしてみてください。

画像ファイル圧縮

画像ファイルはソースコードよりもファイル容量が大きくページ表示速度への影響が大きいです。
画像ファイルの圧縮をしていない場合、ある程度の表示速度を改善することができます。
画像ファイルを圧縮することでファイルの読み込み時間を短くすることができるためおすすめです。
無料で画像ファイルを圧縮してくれるツールもありますので活用してみてください。

サイト表示速度でよくある質問(FAQ)

サイト表示速度改善でよくある質問を2つご紹介します。
ランディングページを高速化できるツールを探している方やWebページ表示速度の目安を知りたい方はご参考ください。

ランディングページを高速化できるツールとは?

たった1クリックでランディングページを高速化できるFasTestというツールがあります。
自動的に最適な画像サイズに圧縮や次世代フォーマットとされる「AVIF」や「WebP( ウェッピー)」に自動的に変換します。
ランディングページの高速化を試したい方は、無料トライアルをお申し込みください。

Webページ表示速度の目安は?

Webページ表示速度の目安は、2秒以内だと言われています。
Webページの表示に時間がかかればかかるほど、直帰率や離脱率が高くなります。
ページ表示速度が遅いサイトは、早急に改善することをおすすめします。

まとめ

サイト表示速度の重要性や改善方法について解説しました。
Webサイトの表示速度は、以前より重要な指標となっており、SEO評価やGoogle広告の品質スコアに影響してきます。

PageSpeed InsightsやGoogle AnalyticsでWebサイトの表示速度の確認を行い
表示速度が遅い場合は、今回ご紹介した「ブラウザキャッシュ活用」や「不要なソースコードを削除して軽量化」、「画像ファイルの圧縮」などを試してみてください。

サイト表示速度は、CVR改善にもつながる可能性がありますので、ユーザーにとって利便性の高いサイト作りを意識してみてください。

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